建築業界の見積書






[PR]



2010年09月17日(Fri)
建築業界の見積書
今日は一日、デスクワークに追われています。

現場では見えない地味な作業ですが良い物を作る為には欠かせない仕事でもあります。

その中でも建築業界ではブラックボックス的な建築の見積書の話を書いてみたいと思います。

一般に建築業界で良くみるのは設計単価見積でしょう。

材料メーカーなどが使用する材料を施工するとu辺り○○円と決めている単価でして、仮に¥100-/uの材料を100u使用すると¥10,000-となり、数量を計算するだけで比較的簡単に算出することができます。

しかし、施工範囲が極端に少ない時には割増料金が発生する為、小さなリフォーム工事などには不向きです。

そんな中、大工工事などこの設計単価見積がない場合があるのが現状でして、この時使用している見積方法が分掛かり原価見積と呼ばれる見積方法です。

これは使用する材料を一本一本計算していき、その工事に関わる職人さんが何日(何時間)必要かを計算し労務費と消耗品などを足して見積する場合です。

こちらは、材料の拾い出しに時間がかかるのですが、工事規模の大小を問わずキチンと材料と人工が拾えていれば、かなり正確な数字が出せます。

こちらに現場では見えない事務経費や会社全体の消耗品や損料など必要経費などを基本的には工事費の○%ととして計上するのが一般的でしょう。

そうして細かな計算や膨大な資料を元に作るのが見積書なのですが、時に他の会社さんの見積書をみると一式表示の物が多いですね。

余りに一式の表示の多い見積書や最終での値引が特別大きい見積書などは私的には不信感を抱いてしまいます。

そんな見積書の中にはこれはボッタクリでは?と思う高額なものから手を抜く気満々の安い見積書まで見かけることがあります。

建築に使われる材料や人工の単価は一般的には余り知られていません。

しかし、真剣にお客さんを想い作った見積書ならばせめて、キチンと明細書の細部にわたり内容の説明のできる見積書を提示してもらいたい物です。

もちろん業者側も特別安く見積をする必要もないと思います。

きちんとした原価と経費、その上に適正な利益を乗せてお客さんに金額を提示しましょう。

そして、その提示した金額を上回る満足度の高い仕事をすることが私たち職人のプライドでもあり、後悔しない家づくりへの始まりだと思っています。

建築業界の営業マンは家を売る為だけに、お客さんを無理矢理納得させたり、最終の値引の交渉をするだけ、もちろんお客さんの希望を聞くだけの単なる御用聞きでもいけませんね。

私自身はお客さんから「ここの会社に任せたい」と選んでいただく事は、一営業マンがすることでなく会社全体がシステムとしてつくるものだと考えています。

時々耳にするのですが会社全体の売り上げが下がったなどは一営業マンの責任ではなく会社全体の販売システムに問題がある場合が多いのではと・・・

こういった事を話す会社さんを見てみると10・20年前の販売システムを今でも改良することなく使用し続けている為などでは?と思うことがあります。

私が想う建築業界の営業マンとはお客さんの予算と相談しながらも、お客さんの満足度を越える質の高い仕事の提案とそれが出来るような予算を誠心誠意、心からの言葉でお客さんと交渉する、お客さんが最初に出会う一職人であってほしいと願っています。




writebacks(0)
トラックバック(trackback)
URL:

コメント(comment)
名前(*):
URL/Email: (optional)
タイトル(*):
コメント内容(*):
画像認証(*): 表示された画像の文字を入力してください:

名前と URL/Email をcookieで保存

林 俊文の想い

幸せの感じれる家づくりのお手伝いのできる大工職人として・・・

あたりまえの幸せを感じさせてくれる3姉妹&末っ子長男の4人の成長を願う父親として・・・

妻・両親をはじめ、様々な形で私に関わってくれる多くの人たちに日々感謝しています。

こんな多くの人と接する事のできる幸せを感じながら、自分の人生に悔いを残すことなく夢を追いかけていきたいと思います。

いつの日か私の大工職としての技術と想いを受け継いでくれる人が現れる時まで・・・

そして私が手がけた家が私が大好きな街でもある岡山・倉敷の街並みを少しでも彩ってくれるその時まで・・・


新着トラックバック/コメント


カレンダ
2010年9月
     
17
   

アーカイブ
2008年 (46)
10月 (16)
11月 (24)
12月 (6)
2009年 (85)
1月 (2)
2月 (9)
3月 (4)
4月 (4)
5月 (8)
6月 (11)
7月 (8)
8月 (4)
9月 (12)
10月 (5)
11月 (8)
12月 (10)
2010年 (277)
1月 (11)
2月 (19)
3月 (21)
4月 (25)
5月 (23)
6月 (25)
7月 (27)
8月 (23)
9月 (26)
10月 (26)
11月 (26)
12月 (25)
2011年 (299)
1月 (22)
2月 (24)
3月 (26)
4月 (26)
5月 (23)
6月 (26)
7月 (26)
8月 (24)
9月 (26)
10月 (25)
11月 (26)
12月 (25)
2012年 (144)
1月 (22)
2月 (25)
3月 (27)
4月 (25)
5月 (24)
6月 (21)

アクセスカウンタ
今日:177
昨日:239
累計:1,669,446