感動としあわせの家づくり物語 - 2011/04/28

生活・仕事・想いについて




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2011年04月28日(Thu)▲ページの先頭へ
日光東照宮「逆さ柱」に学ぶ
今日は朝からデスクに座り倉敷市上東でのファースの家新築のプランと睨めっこです。

依頼者の方からの図面変更の依頼があり対応を計画しているのですが、ある程度決定したプランから一つ足せば一つ引く中でのベストなプランを提案するのは難しい所です。

しかし大方の方向性はでたので後日、設計事務所さんと打合せをすれば、細かな部分もしっかりと積めて正式なプランとして提出できそうです。

午後からは以前新築させていただいたお宅へ建具の調整に出かけます。

今回、建付けに問題が出た箇所はメーカーさんの製品ですが、使い方や使用頻度にも関係しますが何年かすると建具の蝶番の調整用ネジが緩む物も中にはあります。

そうなると建て付けが悪くなり、扉と枠が干渉してしまうケースもあるのが現状ですが、しかしこういった現象は再度調整した上できちんとネジを締め増ししておけば問題解決。

ドライバー一本あれば、殆どのケースで調整できるのでお客さんでも器用な方は自分で行なってしまいます。

建物は古来よりメンテナンスフリーといかないのが現状ですね。

完成の後からは一分、一秒ごとに崩壊へ向って進むのが家に限らず「物」としての宿命なのかもしれません。

日光東照宮の陽明門には柱の上下が逆に向いた柱があるそうです。

しかしこれは誤って逆向きにしたわけではなく、「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という伝承を逆手にとり、わざと柱を未完成の状態したそうです。

現在でも、古い大工さんや左官さんの中にはこの話のように「床の間の下がり壁の裏は仕上げをしない」など施工を行う職人さんもいます。

しかし、単に未完成の部分をつくるだけでメンテナンスをしないと、これは完成した事と一緒ですね。

わざと未完成な部分を作る狙いはその建物が「作り手と暮らす人」の「つながり」が残ると言うことが大切なのでしょう。

そうして考えると「建てた私たちと、そこへ暮らす人が一緒に家を育てる」そんな建てる側と暮らす側とが友好な関係であることが100年、200年建ち続ける建物には必ず必要となるようです。

住む人はあなたの家を建ててくれた大工棟梁の名前が分かりますか?どんな想いで家を作ってくれたのか分かっていますか?

反対に棟梁はそこに暮らす人の事が分かっていますか?どんな思いで家を計画したのか分かりますか?

大量生産の規格品や技術の均一化を測る為の工法の確立・・・

職人の技術が軽んじられる昨今だからこそ、本当に忘れてはならない古来に伝わる「家づくり」の基本中の基本。

「建てた側「と「暮らす側」が常に「家を通して想いを共有しておく」ことがとても大切な事だと思っています。



   


林 俊文の想い

幸せの感じれる家づくりのお手伝いのできる大工職人として・・・

あたりまえの幸せを感じさせてくれる3姉妹&末っ子長男の4人の成長を願う父親として・・・

妻・両親をはじめ、様々な形で私に関わってくれる多くの人たちに日々感謝しています。

こんな多くの人と接する事のできる幸せを感じながら、自分の人生に悔いを残すことなく夢を追いかけていきたいと思います。

いつの日か私の大工職としての技術と想いを受け継いでくれる人が現れる時まで・・・

そして私が手がけた家が私が大好きな街でもある岡山・倉敷の街並みを少しでも彩ってくれるその時まで・・・


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カレンダ
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